~企業や大学などの大規模な環境で卓越した性能および保護機能を発揮する新しいXGS 7500/8500モデル~

 

3月 8, 2023 —

Cybersecurity-as-a-Serviceを開発・提供するグローバルリーダー企業のソフォス(日本法人:ソフォス株式会社(東京都港区 代表取締役 中西 智行)は本日、新たに2つのエンタープライズグレードのXGSシリーズアプライアンスをリリースし、次世代ファイアウォール製品群を拡充したことを発表しました。新しいXGS 7500および8500モデルは、企業や大学などの大規模な環境において卓越した性能および保護機能を発揮し、チャネルパートナーの市場機会を拡大します。

ソフォスのネットワークセキュリティ製品管理担当バイスプレジデントであるDaniel Coleは、次のように述べています。「今日の厳しい経済状況の中で、大企業は何万人ものユーザーをサポートしながら、複雑なサイバー脅威から保護し、ITインフラへの投資に対する明確な収益を実証しなければならなくなっています。ソフォスは、この新しい高性能アプライアンスを市場に投入することで、エンタープライズファイアウォール市場における競争力を高め、トラフィックを保護する価格(メガビット/秒(Mbps)で換算)が業界最高水準になることを目指します。企業が成長しインフラのニーズが拡大するときには、ネットワーク性能、信頼性、セキュリティが重視されますが、大規模で要件の厳しい環境では、セキュリティ面で妥協が生じることも多くあります。しかし、これらのソフォスのプラットフォームは、セキュリティ面で一切妥協することなく、組織の成長と拡大を可能にします。従業員1人のブランチオフィスから最も複雑な環境の管理に対応し、分散型の企業をサポートして、数万人規模のユーザーを保護する新たな機会をチャネルパートナーに創出します」

新しいXGS 7500および8500モデルは、業界最高水準のモジュール設計接続、拡張性に優れるSD-WAN機能、トラフィックとアプリケーションの高速化、高性能TLS(Transport Layer Security)インスペクション、脅威の保護機能、エンタープライズクラスの高可用性と冗長性機能を提供します。これらのモデルは、高性能なXstreamフロープロセッサとエンタープライズグレードのアクセラレーションを備えたCPUを搭載しており、同水準他社製品の平均より約50%高速なスループットを実現します。

  • 最大190Gbpsのファイアウォールスループット
  • 最大141GbpsのIPsec仮想プライベートネットワーク(VPN)スループット
  • 最大93Gbpsの侵入防御システム(IPS)スループット
  • 最大76Gbpsの次世代ファイアウォール(NGFW)スループット
  • 最大34Gbpsの脅威保護機能スループット
  • 最大24GbpsのXstream SSL(Secure Sockets Layer)およびTLSインスペクション
  • 最大同時接続数5800万をサポート
  • 毎秒最大170万の新規接続をサポート

その他の特長:

  • IPsec VPN使用時のエネルギー効率が業界平均の最大2倍
  • 最大100Gbpsの高速通信が可能なQSFP28ポートを2基搭載
  • 大容量で高速なRAM(ランダムアクセスメモリ)とNVMe(不揮発性メモリエクスプレス)ソリッドステートドライブにより、互換性とストレージを強化
  • ソフォス独自のプログラマブルなXstreamアーキテクチャにより、卓越した水準の保護機能、パフォーマンス、可視化を実現
    • インテリジェントなTLSインスペクションにより、業界最高クラスのパフォーマンス、柔軟性、すべての暗号化トラフィックの透過性を保証
    • ディープパケットインスペクション(DPI)エンジンにより、アンチウイルス、IPS、Web、アプリコントロール、TLSインスペクションの脅威対策を単一のストリーミングエンジンで実現
    • ネットワークFastPathテクノロジーにより、信頼できるトラフィックの処理をワイヤスピードで自動的かつポリシーベースでインテリジェントにオフロード可能

Sophos Firewallは、ソフォスのSASE戦略の重要な柱になっており、単一の管理画面でSophos ZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)と統合され、従来のリモートアクセスVPNと比較して、より簡潔で、拡張性と安全性に優れるソリューションを提供します。

また、このネットワークソリューションは、ソフォスの適応型サイバーセキュリティエコシステムの一部になっています。このエコシステムは、ソフォスのランサムウェア対策のためのエンドポイントソリューションと、ソフォス製品、サービス、Sophos X-Ops脅威インテリジェンスの全てのポートフォリオを統合し、豊富なコンテキスト情報に基づく、迅速で連携型の検出、保護、応答を実現します。

提供開始時期について

Sophos Firewallは、ソフォスパートナーのグローバルチャネルおよびマネージドサービスプロバイダー(MSP)通じて今すぐに購入いただきます。Sophos Firewallは、他の製品と一緒にクラウドネイティブのSophos Centralプラットフォームで簡単に管理でき、直感的な単一インターフェースでインストールの監視、アラートへの対応、ライセンスと更新日の追跡を行うことができます。

また、パートナーは、顧客がすでに導入しているエンドポイント、ネットワーク、ファイアウォール、サーバー、クラウド、アイデンティティ、メールなどのセキュリティテクノロジーのテレメトリを統合し、環境全体で脅威を検出して対応する包括的なサービスであるSophos MDR(Managed Detection and Response)を活用できます。ソフォスのMDRサービスは、現在15,000以上の組織によって利用されています。MDRは、業界初となるサードパーティとの統合機能と、インシデント対応費用を最大で100万ドルまで保証するSophos Breach Protection Warranty(ソフォスのMSPとリセラーパートナーネットワークを通じて提供)によって、24時間365日体制で脅威ハンティングを行い、迅速に対応します。

パートナーの評価

Communications Consulting, Inc.の社長であるBrooks Roy氏は、次のように述べています。「これらの新しいモデルは圧倒的なスピードを誇ります。すでにXGS7500を導入した顧客がいますが、当社はその実力を目の当たりにしています。従来モデルよりも格段に高速化されたことで、エンタープライズ企業が求めるQSFPの速度を実現し、ハイエンド市場での競争力を高めることが可能になりました」

Ingram Micro社のサイバーセキュリティおよびデータセンター担当のシニアマネージャーでCoEリーダーであるAlessandro Amadori氏は、次のように述べています。「ソフォスは長年にわたりSMB市場を牽引してきましたが、新しいファイアウォールモデルを市場に投入したことで、大企業向けの市場でもリーダーであることを証明しました。当社は、これらの新モデルを早くから取り入れた数少ないグローバルパートナーの1社であり、唯一のディストリビューターでもあります。特にIPSと復号化機能は非常に優れており、これらのモデルに内蔵されているCPUとソフォス独自のXstreamフロープロセッサが提供するパフォーマンスは圧倒的です」

Bechtle IT-Systemhaus Dortmund社のITセキュリティチームの主任であるLars Kröllken氏は、次のように述べています。「アーリーアクセスプログラムでXGS 7500を利用したことで、これらのモデルが、大規模環境で求められるスループットを備えていることが分かりました。これまで他のベンダー製品に頼らざるを得なかった大規模なプロジェクトでも、ソフォス製品を利用できるようになりました。対応できる市場全体が広がることで、これまで主力としてきたSMBや中堅組織市場以外にも、収益を上げる新たな機会を追求できるようになり、両社の関係をさらに発展させることが可能になります。」

詳細情報

ソフォスについて

ソフォスは、サイバー攻撃に打ち勝つための高度なセキュリティソリューションのグローバルリーダーです。2025年2月にセキュアワークスを買収し、MDRを中心にAIに最適化されたサービス、テクノロジー、製品を提供するサイバーセキュリティ業界の先駆者として、新たな展開を迎えました。ソフォスは現在、28,000以上の組織をサポートする世界最大のMDR(Managed Detection and Response)プロバイダーとなりました。ソフォスのポートフォリオには、先進的エンドポイントやネットワーク、メール、クラウドセキュリティが含まれ、Sophos Centralプラットフォームを通じて統合的防御を提供しています。セキュアワークスは、Taegis、ID脅威検出と対応(ITDR)、次世代 SIEM、リスク管理、包括的なアドバイザリーサービスを提供しています。ソフォスは、これらすべてのソリューションを、世界中のリセラーパートナー、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、マネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)を通じて提供することで、フィッシング、ランサムウェア、データ盗難、などの日常的なサイバー犯罪や、国家主導型サイバー攻撃から世界60万以上の組織を守っています。このソリューションは、Sophos X-Opsによる脅威インテリジェスと、新たに統合されたCounter Threat Unit (CTU) のデータによって強化されます。ソフォスは英国オックスフォードに本社を置いています。詳細は www.sophos.com をご覧ください。